「今すぐ転職したい」わけではないのに、「転職サイト」に登録する人たちとは?

「今すぐ転職したい」わけではないのに、「転職サイト」に登録する人たちとは?

「転職顕在層」「転職潜在層」という言葉を聞いたことはありますか。前者は、「今すぐ転職したい」と考える人たちを、後者は「そうではない」人たちをさします。

今回は、転職サイト「ビズリーチ」の会員を対象としたアンケート調査を実施し、転職顕在層と転職潜在層の違いを比べてみました。


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【調査結果のまとめ】転職潜在層は企業からのスカウトを待っている?

  • 現年収750万円~1,500万円未満の約3割が、明確な転職時期を設定せず、良い求人や会社があれば転職を検討する「転職潜在層」。
    (以下、転職の予定時期について、「転職する予定はないが、良い求人や会社があれば転職を検討する」と回答した人を、「転職潜在層」と表記します)
  • 人材紹介会社の利用率は、3カ月以内の転職を目指す人では6割を超えるのに対し、「転職潜在層」では3割程度にとどまりました。
  • 「転職潜在層」のビズリーチへの登録理由のトップは「情報収集をするため」、次に「自分の市場価値を知るため」となりました。また、転職予定時期が明確な転職顕在層に比べ、「自分の市場価値を知るため」や「自分の新たな可能性を知るため」が順位・スコアともに高い傾向が表れました。

今や、転職サイトへの登録理由は「現職に不満があって、転職するため」だけではありません。現職に具体的な不満や転職予定時期がなくても、「自分の市場価値」「さらなるやりがい」など、自らの可能性を求めて登録した「転職潜在層」たちは、「どんな企業が、どんなポジションで、自分の未来を提案してくれるのか」スカウトを待っているのではないでしょうか。

人材獲得競争が加速する今、企業からのスカウトを待つ「転職潜在層」へのアプローチは、他社に負けない採用を実現するためにも、有効な手段の一つといえるでしょう。


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現年収750万円~1,500万円未満の約3割は「良い求人や会社があれば転職を検討する」

転職予定時期について、現在の年収別に見ると【500万円未満】【500万円~750万円未満】【1,500万円以上】では「3カ月以内に転職する予定」が最も多く、【500万円未満】では4割を超えました。

しかし、【750万円~1,000万円未満】【1,000万円~1,250万円未満】【1,250万円~1,500万円未満】は、僅差ながら「転職する予定はないが、良い求人や会社があれば転職を検討する」が最も多い結果となりました。750万円~1,500万円未満の約3割は、明確な転職時期を設定してはいないものの、「良い求人や会社との出会い」を求めてビズリーチを利用しているようです。

Q:転職のご予定についてお教えください。(ひとつだけ)

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転職予定時期が近い人ほど、「人材紹介会社」の併用利用率も高い

ビズリーチ以外に利用している転職サービスや情報源のなかで「人材紹介会社」を選んだ割合を転職予定時期別に見ると、【3カ月以内に転職する予定】は、「人材紹介会社」の併用利用が64.9%にものぼります。しかし、転職予定時期が遠ざかるほど利用率は減少し、【良い求人や会社があれば転職を検討する】では32.5%にとどまりました。

目標時期を明確に持って「転職をしたい」と考えている人にとって、複数のサービスを利用し、より早く、より良い求人や会社に出会える可能性を高めるのは当然のことでしょう。採用したい企業からすると、転職の意欲が強く、目標の時期も具体的に持っている転職顕在層は、転職潜在層に比べて条件が明確でわかりやすいため、アプローチがしやすいかもしれません。しかし、彼らを取り巻く「ライバルサービス・企業が多い」という現実があります。

一方で、【良い求人や会社があれば転職を検討する】は、転職時期を含めさまざまな条件が明確ではないため、企業側のアプローチに対し、レスポンスが良いとは限りません。しかし、転職サイトへ会員登録しているのですから、当然「転職に興味がない」わけではありません。

Q:現在、転職活動において、ビズリーチ以外に利用されている転職サービスや情報源はありますか。あてはまるものをすべてお選びください。(いくつでも)

Q:現在、転職活動において、ビズリーチ以外に利用されている転職サービスや情報源はありますか。あてはまるものをすべてお選びください。(いくつでも)

転職顕在層・転職潜在層ともに、現職の不満トップは「仕事のやりがい」

現在の仕事・勤務先に対して、不満に感じていることや変えたいと思っていることについては、転職予定時期にかかわらず、共通して「仕事のやりがい」がトップとなり、次に「給与」が続きました。

【3カ月以内に転職する予定】は「上司や同僚との関係」が他に比べて高いのが特徴的です。しかしながら、この点以外で、転職顕在層と転職潜在層の間に、顕著な差は見られませんでした。

Q:あなたは、現在の仕事・勤務先に対して、不満に感じていることや変えたいと思っていることがありますか。次のなかからあてはまるものをすべてお選びください。(いくつでも)

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次に、現在の年収別にトップを見ると、【500万円未満】では「給与」、それ以外はいずれも「仕事のやりがい」となりました。

また、【1,000万円~1,250万円未満】【1,250万円~1,500万円未満】【1,500万円以上】の高年収帯で「自分のスキルを生かせる」や「企業文化」がランキングの上位に入る傾向も見られました。

Q:あなたは、現在の仕事・勤務先に対して、不満に感じていることや変えたいと思っていることがありますか。次のなかからあてはまるものをすべてお選びください。(いくつでも)

Q:あなたは、現在の仕事・勤務先に対して、不満に感じていることや変えたいと思っていることがありますか。次のなかからあてはまるものをすべてお選びください。(いくつでも)

転職潜在層のビズリーチ登録理由は「情報収集」と「自分の市場価値を知るため」が上位

ビズリーチに登録した理由について転職予定時期別にトップを見ると、【3カ月以内に転職する予定】は「効率的に転職活動を進めるため」が、それ以外はいずれも「情報収集をするため」となりました。また、【3カ月以内に転職する予定】は、「早く転職したいため」がトップ3にランクインし、スピーディーな対応が求められている結果となりました。

一方、【良い求人や会社があれば転職を検討する】は、転職顕在層と比べると、「自分の市場価値を知るため」や「自分の新たな可能性を知るため」が高い傾向が表れました。転職潜在層にとって、転職サイトは「転職するための手段」だけではなく、「今の自分の価値・可能性を測る手段」の一つともいえるでしょう。

Q:あなたが、ビズリーチに登録したのはなぜですか。あてはまるものをすべてお選びください。(いくつでも)

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次に、現在の年収別に見ると【500万円未満】【500万円~750万円未満】では「年収を上げたいため」がトップ3にランクインしているのが特徴的です。

また、【1,000万円~1,250万円未満】【1,250万円~1,500万円未満】【1,500万円以上】では「自分に合ったヘッドハンターと出会うため」がトップ10にランクインし、年収による違いが現れました。

Q:あなたが、ビズリーチに登録したのはなぜですか。あてはまるものをすべてお選びください。(いくつでも)

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調査概要

■調査方法:インターネットによるアンケート(会員向けメールマガジンで回答を依頼)
■調査期間:2018年8月27日~2018年9月3日
■調査対象:「ビズリーチ」(https://www.bizreach.jp/)の会員
■有効回答数:4,790名

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著者プロフィールBizReach withHR編集部

先進企業の人事担当者へのインタビューや登壇イベントなどを中心に執筆。企業成長に役立つ「先進企業の人事・採用関連の事例」や、 事業を加速させる「採用などの現場ですぐに活用できる具体策」など、価値ある多様なコンテンツをお届けしていきます。