自己肯定感とは? 高めるための4つの習慣や考え方、職場における低い人への対応方法を紹介

自己肯定感とは? 高めるための4つの習慣や考え方、職場における低い人への対応方法を紹介

育児や教育の分野でよくキーワードとして挙げられる「自己肯定感」ですが、仕事でもその人のパフォーマンスを左右する非常に重要な感情です。この記事では、自己肯定感とは具体的にどのような感情なのか、また自己肯定感を高めるための習慣や考え方、職場における対応方法などについて解説します。

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自己肯定感とは

自己肯定感とは

自己肯定感とは、自分がどのような人間であったとしても、「いまの自分でよい」「自分はこのままでOK」といったように、ありのままの自分をポジティブに受け入れる感情のことです。

「自分はいまのままでいいはずがない」「自分は何をやってもうまくできないから、だめだ」と感じている人のように、ありのままの自分を受け入れられない人は自己肯定感が低いといえます。

ただし、自己肯定感の高い人はずっと高いままで、低い人はずっと低いままというわけではありません。どんな人でも、時と場合によって、自己肯定感は高くなったり低くなったりします。

肯定には二種類ある

自分を肯定するには二種類の方法があります。一つは「無条件の肯定」で、もう一つは「条件による肯定」です。

無条件の肯定

「そのままの自分でOK」「もしできない部分があっても、自分には価値がある」というように、何の条件付けもせず自分を肯定することです。これが自己肯定感の土台となります。

条件による肯定

仕事ができる、スキルがある、能力がある、財力がある、信用がある、経験があるなど、何らかの条件を満たした状態の自分を肯定することです。

条件による肯定を積み上げることも大切ですが、まずは自己肯定感の土台となる「無条件の肯定」をしっかりと構築する必要があります。土台がしっかりとしていなければ、その上に条件による肯定を積み上げたとしても、自己肯定感が安定せず、ちょっとしたことで揺らいでしまうからです。

自己肯定感が高い人の特徴

自己肯定感が高い人の特徴

では、自己肯定感が高い人には、どのような特徴があるのでしょうか。以下に自己肯定感が高い人の特徴をまとめました。

【自己肯定感が高い人の特徴】

  • ポジティブ
  • 前向き
  • 楽観的
  • 失敗を恐れない
  • 自分と他人を比較しない
  • 自分のことを大切にできる
  • 素直
  • 自信がある
  • 自分の軸で物事を判断できる

自己肯定感が高い人は、「自分は大丈夫」「自分はこのままでOK」という感情が根底にあるため、基本的に気持ちが安定していて、物事を前向きに解釈することが得意です。また、失敗を恐れず積極的に行動でき、もし失敗してもそれを自分の糧にして成長できるため、結果として成功体験を積み重ねられます。

また、自己肯定感が高い人は自分の軸がぶれないので、自分の周りでトラブルが起こっていても巻き込まれることが少なく、仕事でも安定して結果を出しやすくなります。

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自己肯定感が低い人の特徴

自己肯定感が低い人の特徴

次に、自己肯定感が低い人の特徴について、以下にまとめました。

【自己肯定感が低い人の特徴】

  • ネガティブ
  • 悲観的
  • 反抗的
  • 自分と他人を比較する
  • あきらめがち
  • 自己犠牲をしがち
  • 人と衝突しやすい
  • 人目を気にする
  • 劣等感や罪悪感が強い
  • 焦りがある
  • 自信がない
  • 他人に依存しやすい

自己肯定感が低いと、「自分はだめだ」「自分には足りない部分がある」という感情が根底にあるため、ちょっとした出来事で気持ちが揺れ動いてしまい、悲観的になりがちです。また、不安や焦り、緊張を感じやすく、行動が消極的になります。そのため、成功体験を積み重ねることも難しくなってしまいます。

また、自信のなさから、仕事でも「本当にこれでいいのだろうか」と不安を感じ、上司やクライアントに意見を言えないこともあります。さらに、何か困ったことが起こった場合も自分を責め、周囲に迷惑をかけないように無理をしてしまい、パフォーマンスが悪くなるという負の連鎖に陥りがちです。

自己肯定感を高めるには? 4つの習慣

自己肯定感を高めるには? 4つの習慣

自己肯定感を高めると精神的に安定するばかりでなく、仕事でも結果を出しやすくなるなどのメリットがあります。ここでは自己肯定感を高めるために推奨したい、4つの習慣を紹介します。

肯定すると決める

まずは、自分のすべてを肯定すると「決める」ことから始めます。「だめでいいはずがない、だめな部分は改善すべきだ」と考えるのも自然な思考といえますが、それでは自己肯定感の土台となる「無条件の肯定」を育めません。ここで「だめでいい」と考えるのは自己の正当化ではなく、だめな自分を認め、受け入れ、自分に許可を出すことです。

どんなときも「このままでいい」「だめなままでOK」と自分を肯定する、と決めましょう。どうしても抵抗がある場合、慣れるまでは「現時点ではだめでもいい」「いまはできなくても仕方がない」と考えるとよいでしょう。

自分を大切にする

自分を大切にするとは、「自分で自分を満たす」ということです。これは、自分以外の誰かを頼りにして満たしてもらおうとする「わがまま」とは異なる考え方になります。自分を満たすためには、自分のありとあらゆる感情を知り、否定せず、肯定することが大切です。

自分の感情を肯定していくと、自分がいやだと思うときの感情や、好き・楽しいと思うときの感情も素直に感じ取れるようになっていきます。いままでいやなことは「仕方がない」「○○すべきだから」「そういうもの」「皆我慢している」といった言葉で抑えてきたかもしれません。

しかし、自己肯定感を高めるためには、少しずつでも自分の気持ちを解放することが大切です。そのためにも、やりたいことをする時間を増やし、やりたくないことを手放していくようにしましょう。

ネガティブ感情もそのまま肯定する

自己肯定感の低い人は自分のネガティブな感情にもNGを出しがちですが、ネガティブな感情こそ肯定するよう心がけましょう。例えば「不安だ」と感じたら、「不安を感じるのは、自分が未熟だからだ。もっと熟達しなくては」と自分を否定するのではなく、「不安だと感じているんだな、それでOK」というように、不安な気持ちと不安を感じていることを肯定します。

もし自分のネガティブな感情に気がつき、自分がその感情に振り回されていると思ったら、胸やみぞおちなど自分の落ち着く場所に手を置いてゆっくり呼吸します。もし声を出せる環境なら、

  • 「不安でいい」
  • 「怖くていい」
  • 「腹が立ってもいい」

などと声に出してみましょう。少しずつ、感情に振り回されることが減っていきます。

そもそも、自己肯定感の低い人は無意識に自己否定をしたり、ネガティブな感情を否定したりしています。そうなっている自分に気がつくことが、自己肯定感を高めるための第一歩となります。自己否定やネガティブな感情に気づいたら、それらに気づけた自分にまずOKを出しましょう。

いつも自分をねぎらう

自己肯定感の高い人は自分のことをほめるのが上手です。

  • 「こんな自分でも、よくやってきた」
  • 「あのとき、よく我慢したな」
  • 「えらいな」
  • 「すごく頑張っている!」

と自分に話しかけるようにして、いつも自分自身をねぎらいましょう。これを習慣づけることで、自己肯定感の土台となる「無条件の肯定」を強化できます。

職場における、自己肯定感の低い人への対応方法

職場における、自己肯定感の低い人への対応方法

職場にいる、自己肯定感が低い人にはどのように対応すればよいのでしょうか。プレッシャーを感じている部下、感情的な上司、過度なクレームを入れる顧客など、いくつかの場合に分けて解説します。

ケース1:仕事にプレッシャーを感じる部下

仕事にプレッシャーを感じるのはごく普通のことですが、もし自己肯定感が低く、プレッシャーに押しつぶされそうになっている部下が「仕事のプレッシャーが重いです」と打ち明けてきたらどのような対応を取るのが適切でしょう。このような場合に「大丈夫、あなたならできる」と軽く励ましてしまいがちですが、それは避けてください。その理由は以下の通りです。

  • 不満を覚えさせてしまう
  • 「あなたならできる」と言われた場合、自己肯定感が低いことで過敏になり、自分を守るために周囲に対して攻撃的になっているタイプの部下は、「できなさそうだから言っているのに……。上司は何も理解していない!こんな上司には頼れるわけがない!」と不満を覚えるでしょう。

  • 弱音は吐けないと感じさせてしまう
  • 一方、自己肯定感が低いことで物事に悲観的になっているタイプの部下は、「やっぱり、他の人なら問題なくできることなんだ。でも、私はできない……。もっと頑張らないといけない。もう、上司に弱音は吐けない」と感じるでしょう。

上述したケースの場合、どちらにせよ、上司として部下の気持ちを立て直すことは容易ではありません。

このような場合は、部下の気持ちにまず共感することから会話を始めましょう。例えば「そうだね、わかるよ」「私も、異動してきた年はプレッシャーだらけだったよ」という具合です。そのあとは部下の反応を見ながら、「プレッシャーが重い、ということを伝えてくれてうれしかった」「いつでも相談してほしい」「明日、一緒に○○について調べてみる?」など、部下の気持ちの肯定や、協力の提案を行います。

こうしたやりとりを経て部下の気持ちが上向いてきたと感じたら、そのときは「あなたならできる、大丈夫」と励ましてもよいでしょう。感情を肯定してもらうことで気持ちが安定すれば、上司の励ましも届きやすくなります。

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ケース2:意見を言うと激怒する上司

自分の意見を述べただけで、「俺/私の言う通りにしろ!」と上司が急に激怒する場合は、上司の自己肯定感が低く、劣等感を抱えていて、自分が否定されることを過剰に恐れていると考えられます。

このような反応をする上司に、正論で間違いを正そうとしたり、反抗的な態度を取ったりすると、上司は「批判された」「攻撃された」と感じ、さらに激高してしまいます。一方で、機嫌を損ねないように恐る恐る接してしまうと、「俺/私が悪いと言いたいのか」と誤解を招く可能性もあります。

このような上司には、「自分はあなたの敵ではない」ということを印象づけるのが最初のステップとなります。上司が激怒していない状態のときに、「○○のときは、ありがとうございました」「○○さんのおかげです」「勉強になります」といった言葉がけで、敵ではないことを印象づけながら上司の自己肯定感を育みましょう。友好的な関係を築きながら、徐々に意見を伝えるようにします。

あわせて覚えておきたいのは、上司が激怒するのは上司の問題であり、激怒されたとしても上司の感情の面倒を見る必要はないということです。もし、上司が激怒することで自分の自己肯定感が下がってしまいそうだと感じたら、そのときは別の人に相談し、上司と距離を取るという方法もあります。また、明らかなパワハラやモラハラなどのハラスメントがあれば、社内のハラスメント窓口など、しかるべき機関へ相談しましょう。

ケース3:モンスタークレーマー

モンスタークレーマーとは、商品やサービスへのクレーム(苦情)をする「クレーマー」のうち、理不尽で身勝手な主張と要求を行う人のことで、その多くは、自分が顧客であり、立場が上であることを利用して、自分のことを「肯定・承認」してほしがっています。このようなクレーマーに対応する際には、相手の気持ちを受け止め、共感することが大切です。

クレームの内容はいったん横に置いておき、まずは相手が怒っている気持ちに共感することから始めましょう。「お客さまのお怒りはごもっともです」「ご不便をおかけして、申し訳ございません」「大変お困りのことと思います」といった言葉がけで、相手の心情を理解し、共感していることを示しましょう。

相手の気持ちが静まってきたら、問題の事実確認や解決へと進め、最後はクレームへのおわびと感謝を伝え、対応します。

対応時のポイント:自分の自己肯定感も下げてしまわないように注意

職場で自己肯定感の低い人に対応していると、自分自身の気持ちが追い込まれて、自己肯定感が下がりそうになってしまうこともあります。そんなとき、一人だけで解決しようとして、「仕事なので逃げ出せない」「責任があるので、投げ出せない」と自分を追い詰める必要はありません。

理不尽な要求をされたら、「できません」と断ったり、別の上司や社内の相談窓口など、誰かほかの人を頼ったりしてもいいのです。自分自身の自己肯定感を下げてしまわないように注意しましょう。

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「このままでOK」と考えよう

「このままでOK」と考えよう

自己肯定感が高いと前向きに、積極的に行動できるようになり、仕事でも成果をあげやすくなります。自己肯定感が低い人は、完璧を目指しすぎず、「自分はこのままで大丈夫」「60点で合格」という気持ちをもつようにしましょう。

また、周りの人を肯定することは、周りの人の自己肯定感を高めるだけでなく、自分の自己肯定感を高めることにもつながっていくので、おすすめです。お互いを肯定していくことで、職場でよい循環を作っていきましょう。

参考資料:
加藤隆行著「『会社行きたくない』と泣いていた僕が無敵になった理由」小学館クリエイティブ刊
井上智介著「職場での自己肯定感がぐーんと上がる大全」大和出版刊
中島輝著「自己肯定感の教科書」SBクリエイティブ刊

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