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人材採用の新しい手法として「タレントプール」という考え方が注目を集めています。タレントプールを活用することで、人材採用の費用を削減し、企業と人材のミスマッチを防ぐことも期待できます。今回は、タレントプールの意味やメリットなどを紹介します。
1. タレントプールとは
リクルーティングにもマーケティングの発想が求められる時代。激化する人材獲得・育成競争に勝つための手法の1つがタレントプールです。タレントプールとは、「才能」を意味する「タレント」と、蓄えることを意味する「プール」を組み合わせた言葉で、「自社にとって必要な人材の情報を中長期的に管理していくためのデータベース」のことをいいます。
2.タレントプールの手法
タレントプールの考え方では、企業にとって必要な人材に対し、継続的にコンタクトをとることで、転職意向の有無にかかわらず関係性を保ち続けます。経験や技術、実績などの条件面で高いポテンシャルを秘めている人材と、企業との関わりを維持することで採用の機会を失わないようにするのです。タレントプールの形成には「LinkedIn」「Facebook」「yenta」などのSNSが活用されています。自社ブログで定期的に自社情報を発信したり、イベントを開催したりすることで、企業と候補者の間で接点をつくっていくことも効果的です。
自社の採用サイトにおいて、直接タレントプールへの登録を促すといった手法もあります。採用サイトを通じて、企業としての魅力をアピールしつつ、タレントプールのデータベースを充実させていくのです。求職者や転職潜在層は、企業の採用サイトを訪問する機会も多いため、企業アピールも兼ねて運営しているところも少なくないでしょう。
3. タレントプールを活用するメリット
タレントプールの活用は、人材採用の際に大きなメリットがあります。「採用活動の効率化」「採用コストの削減」「ミスマッチの防止」といった点が挙げられるのです。タレントプールを利用した場合に得られるメリットを具体的に見ていきましょう。
3-1. 採用活動の効率化
タレントプールを活用するメリットには、「採用活動の効率化」があります。今すぐ採用できない人材についても、タレントプールによって関係性を維持しておけば、次回以降の採用したいタイミングの際に、あらかじめ一定の情報を収集できている状態で、スムーズにアプローチできるからです。
また、求人広告や自社サイト上での募集は、不特定多数に求人情報を公開することで応募者を集めることができる一方、自社への理解度が低い求職者からの応募もあるなど、採用工数が増えることもありました。しかし、タレントプールを活用し、過去のコミュニケーションを「流さず」「活用する」ことで、効率的な採用活動が可能になるのです。
3-2. 採用コストを削減できる
タレントプールの活用には「採用コストを削減できる」というメリットもあります。人手不足が起こるたびに求人募集をかけると、その都度費用や時間をかけなければなりません。しかし、タレントプールを用意しておけば、あらかじめ採用候補になっている人材のなかからアプローチできるため、費用も時間も削減することが可能です。タレントプールに登録されている人材は、あらかじめ一定のデータが判明しているため、選考の工数も少なくて済むでしょう。
3-3. ミスマッチを防げる
企業からタレントプールに登録した人材へ継続的にアプローチを続けることで、相互の理解が深まっていきます。長期的に情報を交換し合うことで、企業も候補者も納得したうえで採用・入社を迎えることが可能になるでしょう。どちらにとっても満足できる採用が実現できる可能性が高まる点もタレントプールのメリットです。
4. タレントプール活用のステップ
タレントプールを導入しても、うまく運用ができない企業もあるようです。有効に活用するためには、正しい運用方法を理解する必要があります。注意したい点などを踏まえて、タレントプールの活用ステップを紹介します。
4-1. 採用候補者を選定する
第1ステップは、まず、自社に必要な人材を明確にし、「採用候補者を選定」することです。リスト情報の量や質が充実するほどに、活用した際のメリットは大きくなります。
対象は、内定辞退をした人材、企業側の都合でやむなく不採用となった人材など、選考プロセスに進んだ方だけではありません。SNSや勉強会など各種イベントなどを通じて自社の理念に合致する人材を探しておくことも1つの手です。自社の求めている人材を企業側から積極的に探しにいくことが、タレントプールの有効活用につながるでしょう。
4-2. 集めた採用候補者のデータベースを作成する
自社の求める人材を集めることができたら、次は「データベースを作成」します。出会いの機会はオフライン・オンラインとさまざまです。タレントプールの構築・運用機能を備えたサービスがあるので、活用するのもよいでしょう。取り扱う情報には、個人情報も含まれますので、煩雑な運用は担当者の負担になります。専用サービスなどを利用し、効率的に構築・運用できるとよいでしょう。
4-3. 候補者と定期的にコンタクトをとる
データベースを作成するだけでは、タレントプールは機能しません。その次のステップは、「候補者と定期的にコンタクトをとる」ことです。継続的かつ定期的にコンタクトをとることで、自社の情報を伝え、相手の状況を把握していくことが大切です。たとえ自社が採用を行っていない期間も積極的に関係を保つことで、「この企業で働いてみたい」というモチベーションを保てるようにできるとよいでしょう。
4-4. 適切なタイミングでスカウトする
タレントプールにいる人材に自社の魅力を長期的に伝えることは非常に重要です。ただし、そのコミュニケーションの目的が、「採用成功のためである」という点を忘れてはいけません。採用したいポジションが発生した場合などに、最適な人材へすぐコンタクトがとれることこそ、タレントプールのメリットです。相手のスキルや求める働き方などの情報を定期的に収集・アップデートし、いざという時に備えましょう。また、明確なポジションがなくとも、将来的に自社に必要となる優秀な人材であれば、どのようなタイミングでも歓迎する体制を整えておくのも手です。
採用活動は「タイミング」が重要です。やがて来るかもしれない候補者の「転職のタイミング」を逃さないためには、継続的にアプローチし続けることが大きなポイントとなります。
5. 中長期的な視点で運用することがタレントプール活用のカギ
タレントプールは、うまく活用できれば、採用コストの削減や企業と人材のミスマッチを防ぐことが期待できます。
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