レジュメとは? 職種別の作り方や採用担当者向けの見極め方法を解説


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レジュメとは、さまざまな場面で用いられる言葉です。シーンごとに内容は大きく異なり、採用の現場であれば「履歴書」や「職務経歴書」、ビジネスシーンであれば「資料」という意味を持ちます。

今回の記事では場面ごとの意味や使い方のほか、採用現場におけるレジュメの作り方・テンプレート、見極めポイントを解説します。

レジュメの意味

レジュメの意味

レジュメは、フランス語の「résumé」に由来する言葉で、「要約・概要・履歴書」といった意味を持ちます。レジメと表記されることもあります。場面ごとに異なる意味で用いられますが、作成する目的は要旨や必要事項を簡潔にまとめること。採用の現場においては、「履歴書」や「職務経歴書」を指すことが多いです。

ここでは3つのシーンで使用されるレジュメの意味を詳しく解説します。

レジュメの意味

採用現場においては「履歴書」「職務経歴書」

採用現場では、応募書類として「履歴書」や「職務経歴書」の提出を求められることが多く、その2点を合わせてレジュメと呼ぶのが一般的です。

専門スキル・技術系の採用において、レジュメは履歴書ではなく職務経歴書を意味します。

前職におけるポジションや業務内容だけでなく、経験やスキル、資格を詳細にアピールする職務経歴書は、「編年体形式」「逆編年体形式」「キャリア形式」の3種類があります。

  • 編年体形式:履歴書の職歴欄と同様、時系列でキャリアを記載
  • 逆編年体形式:最新のキャリアからさかのぼって記載
  • キャリア形式:業務経験の種類や、関わったプロジェクト単位で記載

多くの場合に用いられるのが編年体形式で、逆編年体形式は、直近のスキルを特にアピールしたい場合などに効果的でしょう。

また、外資系企業の採用では、日本語の履歴書や職務経歴書ではなく、英文のレジュメの提出が求められることもあります。直近の経験や実績が重視される傾向にあり、日本でよく見られる編年体形式のレジュメはあまり見られず、日本企業におけるレジュメより自由度が高いのが特徴です。実際にどのように作成するのかは「レジュメの作り方・職種別テンプレート」の項目で紹介します。

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ビジネスにおいては「内容を要約した資料」

レジュメという言葉は、ビジネス全般でも用いられ、会議や打合せ、プレゼンテーションの内容を要約した資料という意味で使われます。

会議でレジュメを用いる場合、以下のような項目を設けるのが一般的です。

  • タイトル(○○会議)
  • 会議日時
  • 会議場所・会場
  • 出席者名
  • 会議の目的
  • 会議の議題 など

定例会議など、定期的な開催が決まっているものであれば、事前にフォーマットなどを用意しておくと作業を効率化できます。また、顧客相手のプレゼンテーションで使うレジュメの場合は、レイアウトなどにこだわり、伝わりやすさを追求する必要があります。

大学や研究機関においては「論文の要約」

大学や研究機関におけるレジュメは、主に論文や研究内容の要約のことを意味します。セミナーやゼミなどで使用する、内容を要約した資料のことを指すケースもあります。

論文や研究内容のタイトル、見出し、参考文献などをまとめ、報告する相手に対して分かりやすく伝えることを心がけましょう。日時や場所などの情報は簡潔でかまいませんが、肝心の概要・要約部分についてはしっかりと内容や文章を練ることが重要です。参考文献などの典拠の掲載が必要とされるなど、正確性が問われることも注意点の一つといえます。

大学や研究機関でレジュメを用いる場合、以下のような項目を設けることが一般的です。

  • タイトル
  • 論文発表日時
  • 論文執筆者名
  • 教育担当者名
  • 論文や教育の目的
  • 見出し
  • 見出し内容の概要・要約
  • 参考文献 など

上記はあくまで一例です。実際には、発表する内容に応じて項目が大幅に変わることも少なくありません。必要となる情報を適宜追加しましょう。

「アジェンダ」「サマリー」との違い

レジュメと似た言葉として「アジェンダ」や「サマリー」といった言葉があります。

サマリー(summary)はレジュメと同じく、概要・要約という意味ですが、レポートや論文などの冒頭につける要旨のことを指すのが一般的です。また、ITの分野では、大きなデータを集計したものを指すこともあります。

アジェンダは計画や議題、予定表のことを指し、英語で「agenda」と表記されます。ビジネスにおいてレジュメが「会議の内容を要約した資料」として用いられる一方、アジェンダは「会議の議題や予定案をまとめた資料」という、事前資料といった意味で使われるのが一般的です。セミナーを例にして両者を比較すると、講師が伝える内容を要約した資料がレジュメで、議題や行動計画をまとめたものがアジェンダと表現できるでしょう。

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レジュメの作り方・職種別テンプレート

レジュメの作り方・職種別テンプレート

レジュメを作成する際は、要点を絞り、簡潔にまとめる必要があります。これはシーンにかかわらず共通です。ここでは、採用現場において職務経歴書の意味で使用されるレジュメの作り方とテンプレートを、職種別に紹介します。

営業

レジュメは、これまでの仕事に関する経験やスキルをA4サイズなどの用紙1~2枚程度にまとめた書類です。履歴書とは異なり、決まったフォーマットがないケースが多いですが、記載する項目は「職歴要約」「職務経歴」「資格・スキル」「自己PR」が一般的でしょう。

営業職の場合は、取り扱った商材、どんな顧客を担当したか、どんな実績をあげたかの3つの項目を具体的に記すことがポイントです。それらの活動を、自分なりに工夫して行ったエピソードを記載すると、アピールにつながるしょう。

以下は不動産営業職のテンプレートです。

■職務経歴書

○○年○○月○○日

○○ ○○(氏名)

■職務要約

○○大学卒業後、○○年○○月に株式会社○○に入社。営業部に配属となり個人営業を○年担当してまいりました。集合住宅や分譲マンションなど、中古物件の売買仲介を担当し、反響営業や新規顧客開拓まで幅広い営業スタイルを経験しております。

■職務経歴

株式会社○○(正社員、○○年○○月~現在)

資本金:○億○千万円 従業員数○○名

事業内容:不動産売買仲介・販売業

資本金:○○万円、売上高:○○万円(○○年度)、従業員数○○名

【所属歴】

○○年○○月入社、○○部○○課〇〇支店に配属

○○年○○月、○○部○○課○○支店に異動

【取扱物件】

集合住宅、分譲マンション

【担当顧客】

  • 個人100%
  • 新規顧客○○%、既存顧客○○%

【担当業務】

  • 新規顧客開拓(飛び込み営業や電話でのアポイント獲得)
  • 既存顧客対応(現状確認、新しい提案)
  • 販売促進資料の作成
  • 新規物件開拓

【実績】

  • ○○年度:○○万円(予算達成率/○○%、部内順位○名中○位)
  • ○○年度:○○万円(予算達成率/○○%、部内順位○名中○位)

※予算達成率は○年連続で100%以上。○○年には営業業績上位者○位となり、社内表彰を得る

■資格・スキル

  • 宅地建物取引士(○○年○○月)
  • 住宅ローンアドバイザー(○○年○○月)
  • Word、Excel 、Power Point(社内外向け文書・スライドの、集計、グラフの作成など)

■自己PR

  • 信頼関係構築力

顧客が必要とするタイミングで弊社に声をかけて頂けるよう、信頼関係を築くことを意識してまいりました。信頼関係を構築するためには、現状を把握し密にコミュニケーションを取る必要があります。顧客とは少なくとも週1回、連絡を取り、困ったこと、気になることなどをヒアリングしております。

  • 提案力顧客のニーズに合致した提案ができるよう、業界の動向に常に気を配り、住宅ローンアドバイザーなどの資格を取得しました。不動産の知識を蓄えるため、月に最低5冊は関連書籍を読んでおります。その結果、顧客が求めていることを適切な時期に提案でき、○年連続で予算達成率が○○%を超える結果を残したと考えております。

以上


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企画

企画職は業種や企業により業務内容がかなり異なるので、職務の内容はできるだけ詳細に書くことを意識しましょう。これまでの担当業務における役割のほか、実績や成果でデータや数値を盛り込める項目は記載し、説得性を持たせることが大切です。

ここでは、商品企画のレジュメのテンプレートを紹介します。

■職務経歴書

○○年○○月○○日

○○ ○○(氏名)

■職務要約

○○大学卒業後の◯◯年○○月、株式会社○○に入社。商品開発部に配属され、新商品の企画、既存商品のリニューアル業務に従事。市場調査からターゲットの設定、コンセプト企画、商品設計や製造スケジュールの管理までを行っております。営業部と積極的に情報交換し、顧客のニーズをくみ取った商品作りを心がけ、メディアでも話題になった「○○」(商品名)の企画を担当しました。

■職務経歴

株式会社○○(正社員、○○年○○月~現在)

資本金:○億○千万円 従業員数○○名

事業内容:食品開発・販売

資本金:○○万円、売上高:○○万円(○○年度)、従業員数○○名

【所属歴】

○○年○○月入社、商品企画部に配属

【取扱い商材】

冷凍食品(新商品企画70%/既存商品リニューアル30%)

【商品企画・開発業務】(○○年○○月~現在)

  • 市場動向調査(インターネット調査、消費者アンケート、モニター調査)
  • ターゲット設定
  • コンセプト企画、立案
  • 商品設計、商品試作
  • 開発、製造スケジュールの管理

※年間○○件の商品企画を担当

【実績】

  • ○○年に企画した「○○」(商品名)が自社最高の月間販売数となる○○個を達成し、累計売上高○○万円を記録、社内表彰を得る。同商品はSNSを中心に話題となりテレビ番組「○○」や雑誌「○○」に取り上げられ、シェア拡大に貢献。
  • 既存商品「○○」のリニューアル企画にあたり、消費者アンケートやインターネット調査をもとにした改善提案を実施し、商品を設計。結果として売り上げ○○%増を達成しました。

■資格・スキル

  • 商品プランナー(○○年○○月)
  • 販路コーディネータ(○○年○○月)
  • Word、Excel 、Power Point(社内外向け文書・スライドの集計、グラフの作成など)

■自己PR

  • 分析力

SWOT分析、3C分析などのフレームワークのほか、消費者のニーズを把握するため、自作のアンケート調査を定期的に実施。競合他社や市場の分析を徹底して行い、商品企画に反映させることで、年間○○個を売り上げた「○○」などのヒット商品を生み出しました。

  • 調整力

商品企画に関係する各部門の取りまとめも重要なことと考え、営業やマーケティングなどのセクションと定期的に意見交換を行う会議を設定。情報共有のため、チャットツールの導入を発案し、実施しております。プロジェクトを円滑に進めるための調整力はアピールポイントと自負しております。

以上

エンジニア

エンジニアの選考で特に重視されるのは、直近でどのような経験をしているかです。そのため、職務経歴書は新しいものを先に記載する逆編年体形式がよいでしょう。

エンジニアはスキルレベルが重視される傾向にあり、扱える言語や開発環境も漏れなく記すことが大切です。職務経歴にはプロジェクトの概要ごとに担当フェーズや具体的な担当業務、開発環境を記載します。

システムやソフトウェアを設計・開発するシステムエンジニアのレジュメのテンプレートは以下のとおりです。

■職務経歴書

○○年○○月○○日

○○ ○○(氏名)

■職務要約

○○大学卒業後、◯◯年○○月、株式会社○○に入社し、○年間にわたりシステムエンジニアとしてシステムの開発・プロジェクトマネジメントを行ってまいりました。アプリケーションや顧客管理システムの基本設計、詳細設計、テスト、保守・運用に従事し、現在はプロジェクトのチームリーダーを担当しております。

■スキル・保有資格

【言語】(実務での経験年数)

  • Java/○年
  • PHP/○年
  • HTML/○年

【OS】

  • Windows/○年
  • Linux/○年

【DB】

  • Oracle/○年
  • MySQL/○年

※言語については指導可能、OSは環境構築・設定開発が可能

【資格】

  • 基本情報技術者 (◯◯年◯◯月)
  • 応用情報技術者(◯◯年◯◯月)
  • 情報処理安全確保支援士(◯◯年◯◯月)
  • プロジェクトマネージャ試験(○○年○○月)

■職務経歴

株式会社○○(正社員、20○○年○○月~現在)

資本金:○億○千万円 従業員数○○名

事業内容:ソフトウェア開発、インフラ構築

資本金:○○万円、売上高:○○万円(○○年度)、従業員数○○名

【所属歴】

○○年○○月入社、システム開発部に配属

【参加したプロジェクトの概要】

  • ○○会社の顧客管理システムの開発・保守
  • ○○年○○月~現在、プロジェクト要員:○名、役割:チームリーダー

【担当フェーズ】

  • 要件定義の作成
  • 詳細設計
  • 開発
  • テスト

【担当業務】

  • 要件定義書や説明資料の作成
  • 管理画面の設計、開発
  • テスト仕様書の作成・メンバーのタスクの管理

【開発環境】

<言語>○○

<OS>○○

<DB>○○

※2社以上所属した場合は、ここに1社目の情報を入れる※

■自己PR

  • プロジェクト進行

現在、プロジェクトチームのリーダーとしてシステム開発に携わっており、設計・開発のほかメンバーのタスクの管理を行っております。円滑にプロジェクトが進行できるよう定期的に打合せや勉強会を実施。現状把握や情報共有を徹底し、プロジェクトは納期通りに進行しております。

  • 資格の取得

エンジニアとして幅広く活躍できるよう、基本情報技術者、応用情報技術者、情報処理安全確保支援士のほか、プロジェクトマネージャ試験の資格を取得しました。ほかにデータスペシャリスト試験、情報セキュリティマネジメント試験なども受験予定で、取得のために1日2時間は勉学に励んでおります。

以上


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レジュメの確認ポイント

レジュメの確認ポイント

ここからは、採用担当の方向けにレジュメの見極め方について解説します。

株式会社人材研究所代表の曽和利光氏に、採用担当者が見るべきレジュメのポイントについて教えていただきました。

曽和 利光氏

講師プロフィール曽和 利光氏

株式会社人材研究所 代表取締役社長

2011年に株式会社人材研究所を設立、代表取締役社長に就任。企業の人事部(採用する側)への指南を行うと同時に、これまで2万人を超える就職希望者の面接を行った経験から、新卒および中途採用の就職活動者(採用される側)への活動指南を各種メディアのコラムなどで展開する。

採用担当者がレジュメを見る際には「非本質的な部分」と「本質的な部分」の両面から見ていくことが大切だと考えています。レジュメの非本質的な部分とは例えば、ぱっと見たときの印象やレイアウト、構造。本質的な部分とは例えば、レジュメに書いてある職務経験およびその書き方です。

どのような観点で見ていくとよいか、解説していきましょう。

文章の構造化がされているか

レジュメにおける文章の構造化の度合いは見るべきポイントの一つです。構造化の能力はさまざまな仕事場面で必要となる基本的な能力です。「起承転結」「序破急」「結論をはじめに持ってくる」など、構造化の方法はさまざまあります。

注意が必要なのは、だらだらと文章が書かれているレジュメ。志望動機などは、文章の構造化ができているかが見えやすい部分です。「しかし」など同じ接続詞が何度も続いていないか、日本語として違和感がないか、という観点でも確認しましょう。

レジュメをぱっと見たときの印象やレイアウト、構造の観点は、経験として何が書いてあるかという以前に、候補者の性質がかいま見られるポイントです。隙間なく文章が書いてあって読みにくい印象なのか、改行などをして読みやすい印象なのかという観点でも見ると、読み手のことを考えているかどうかが分かります。漢字と平仮名の使い方が適切か、漢字の含有率はどうか、専門用語に誤りがないかなども見るべきポイントです。

具体的な事実情報がしっかり書かれているか

レジュメに書いてある職務経験や、これまで担当したプロジェクトなどについて、抽象的な話ではなく、具体的な事実をあげて、イメージしやすく書かれているかという観点で確認しましょう。

よく私は「形容詞には意味がない」と話しているのですが、例えばレジュメに「素晴らしい経験をした」とか「長い間やっていた」と書かれているだけではNG。これまでの仕事の成果がどれだけの難易度・レベル感だったのか、レジュメを見る側が判断できる具体的ファクトが盛り込まれているかどうかも見るべきポイントです。

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フォーカスすべきポイント・そうでないポイントが区別されているか

特に職務経歴が多い人のレジュメを見る際は、フォーカスすべきポイントと、そうでないポイントがしっかり分けられているかを確認するとよいです。

全ての職歴を書いて長くなってしまっているレジュメより、今回応募しているポジションに関連する経験を中心に記載されているレジュメのほうが、見る側への配慮があるといえます。

思考プロセスが書かれているか

レジュメを見る際に常々思うのが、業務や成果に対する「思考プロセス」が書かれていない、ということ。問題に対する解決行動自体はもちろん書かれているのですが、その策を実行するまでに至った思考プロセスが丁寧に書かれているレジュメは全体の1割にも満たないのが実感値です。

このように、思考プロセスについてはフリーフォーマットでは書かれることが少ないため、事前に知っておきたい、そこで判断したいのであれば、レジュメのフォーマットとして、「問題」の欄、「原因分析」の欄、「アイデア出し」の欄、「選択」の欄などとして用意するのがよいのではないかと思います。しかし、現状では、面接で聞くことが一般的になっています。

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レジュメをもとに面接で聞くべきこと

レジュメをもとに面接で聞くべきこと

最後に、レジュメの情報をもとに、面接ではどのようなことを聞くとよいか解説します。

最も長く従事していた仕事について

まずは、最も長く従事していた仕事について聞くのが一つのポイントです。最も長く経験した仕事・プロジェクトでの経験は、再現性が高いと考えられるほか、候補者の人となり、仕事のスタンスなどを作り上げている可能性が高いからです。

その仕事で置かれた環境や役割、直面していた課題、課題への対策、そしてどんな成果が出たのかなどを聞いて、習慣化していた行動・思考パターンを抽出するようにしましょう。

レジュメに書かれていない「入社動機」「退職理由」などを確認

レジュメには、前職の入社動機や退職理由は丁寧に書かれていないことがほとんどです。特に第二新卒などポテンシャル採用の場合は、これまでの経験が限られているため、判断材料が少なくなりがちです。ですから、ここは面接で確かめなくてはいけません。

なぜその会社に入社したか、大学時代はどのようなことを考えて就職活動をしたのか、現職に入社してどうだったのか、そしてどのような理由で転職活動をしているのか…。社会人になってからの経験だけでなく、学生時代も含めた経験や考え方の変遷を聞くことで、より多くの情報を得られます。

一方、転職経験者や複数社を経験している人材の採用の場合は、それぞれの企業の退職理由を質問するとよいでしょう。2~3社経験している場合は、全ての企業について退職理由を聞くようにしています。候補者に嫌がられる可能性もありますが、ジョブホッパー(転職を繰り返す人)でないかを確認するためにも大切です。

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著者プロフィールBizReach withHR編集部

先進企業の人事担当者へのインタビューや登壇イベントなどを中心に執筆。企業成長に役立つ「先進企業の人事・採用関連の事例」や、 事業を加速させる「採用などの現場ですぐに活用できる具体策」など、価値ある多様なコンテンツをお届けしていきます。