即戦力となる人材を採用には? 採用力を身に付けるために必要なこと

採用力のある企業に共通する3つのポイントとは? 採用力を身に付けるために必要なことを解説


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即戦力となる人材の採用は企業にとって重要な課題です。今や「採用力」は企業に不可欠な要素といえるでしょう。本記事では、採用力のある企業の条件や、採用力を身に付けるために必要なことについて解説します。

1. 採用力とは何か? 採用力の意味ともたらす効果

採用力とは何か? 採用力の意味ともたらす効果

「採用力」は、採用に関するスキルに限りません。採用力の意味や、もたらす効果についてみていきましょう。

1-1. 採用力の意味

一般社団法人日本採用力検定協会によると、採用力とは「組織および社会に有益な採用活動を設計・実行する力」を指します。「パースペクティブ」「マインド」「ナレッジ」「スキル」「アクション」という5つの要素によって構成されています。

パースペクティブは、さまざまな観点から採用活動を捉える能力です。マインドは、どのように採用と向き合っていくのかという姿勢で、ナレッジとは採用をより効率化していくための知見です。そして、スキルは実際の採用を行うための技術であり、アクションは採用における意思決定能力を指しています。このように、採用力は、採用に関する知識や技術だけでなく、採用に対する姿勢や意思決定も含んだ総合的な能力といえます。

1-2. 採用力のもたらす効果

採用力を身に付けることで、即戦力となる人材を採用でき、企業は安定して成長できます。また、採用活動の効率化が進み、採用コストの削減も期待できます。そのほか、採用された社員が能力を発揮することで、社会全体の経済活性化につながるなど、採用力にはさまざまな効果が期待できます。

参考:一般社団法人 日本採用力検定協会

2. 採用力のある企業に共通する3つのポイント

採用力のある企業に共通する3つのポイント

採用力のある企業に共通する大きなポイントは3つあります。それは、自社の魅力をアピールできていること、目標やコンセプトが明確であること、対応が早く的確であることです。ここでは、それぞれのポイントについて解説していきます。

2-1. 自社の魅力をアピールできている

採用活動は、まず求職者を集めなければなりません。求職者に人気のある企業は、自社の魅力を求職者にうまくアピールできているといえます。換言すると、企業側が求職者の求めているもの(ニーズ)を把握しているということです。応募してくる求職者が多ければ、より自社の求める人材像にマッチした人材を採用できる可能性が高くなります。

2-2. 目標やコンセプトが明確

採用力のある企業は、採用する目標や目的、コンセプトが明確であるという特徴があります。一方で、これらが明確になっていない企業は、自社の問題に気づけず、その場しのぎの採用活動を行ってしまいがちです。人材採用要件の定義や、求める人物像のペルソナ設定などをしっかりすることで、採用の目標やコンセプトが明確になってくるでしょう。

2-3. 対応が早く的確

売り手市場の採用活動では、スピードと的確さも重要です。複数の求職者からエントリーがあった場合でも、面接日や面接場所の案内などの情報を早く的確に提示することで、求職者に安心感を与えられます。また、エントリーへの最初のアプローチが遅い場合、求職者と連絡が取れなくなってしまうという問題も起こりえます。さらに、提示した情報に不備があるなどした場合には、企業への不信にもつながってしまいます。求職者にとって、対応のスピードや正確さといったポイントが評価を分けることもあるのです。

3. 企業の採用力が低下する要因には何があるのか

企業の採用力が低下する要因には何があるのか

企業の採用力が低下する要因として、求めるハードルが高い、情報が更新されていない、ミスマッチが起きているといったことが挙げられます。ここでは、企業の採用力が低下する要因と、その対応方法について解説していきます。

3-1. 求めるハードルが高い

採用力の低い企業は、書類選考や適性検査の合格基準が厳しすぎるというように、求職者に求めるハードルが高い傾向にあります。合格基準をクリアできる人材はそもそも採用市場における需要が高く、採用が難しくなります。そのため、採用基準を厳しくした結果、誰も採用できないという状況になりかねません。このような問題を防ぎ、採用力を高めるには、合格基準にとらわれすぎず、将来的な広い視点を持つことが必要です。

3-2. 情報が更新されていない

求職者は、求人サイトから応募をする場合でも、同時に企業のホームページを確認しています。そのため、ホームページと求人サイトの内容が異なっている、情報が古い、情報が間違っているといったミスは致命的。企業側の対応がずさんだと求職者に思われてしまえば、信頼を得られません。そのため、企業は定期的にホームページや求人サイトをチェックし、内容を修正、追記していく必要があります。

3-3. ミスマッチが起きている

ミスマッチとは、企業と求職者の考えにズレが生じている状態です。ミスマッチが起こらないようにするためには、求職者のニーズをしっかりと把握したうえで条件を提示することが必要です。その際、条件は具体的かつ明確に提示する必要があります。ただし、自社の実態と異なる情報を提示してはいけません。入社後のトラブルの原因となりえます。

4. 採用力を身に付けるために必要なこと

採用力を身に付けるために必要なこと

採用力を身に付けるためには、労働環境を改善すること、企業に合った採用方法を検討すること、口説くノウハウを習得することが必要です。ここでは、それぞれについて確認していきましょう。

4-1. 労働環境を改善する

求職者は、報酬や福利厚生などの労働条件も重視します。特に、給与、待遇、福利厚生、休日、勤務地といった条件は大切な項目です。近年、働き方改革などによって、さまざまな働き方に注目が集まっています。リモートワークが可能であれば、提示すべきです。これは、新しい取り組みを積極的に取り入れているという姿勢のアピールにもなり、同業他社との差別化にもつながります。労働条件については、自社に課題があれば改善するように努めていくことが必要です。

4-2. 企業に合った採用方法を検討する

採用にはさまざまな方法がありますが、それぞれにメリット、デメリットが存在します。例えば、自社の社員に知人や友人を紹介してもらって採用を行うリファラル採用(リファーラル採用)は、採用市場で見つけにくい人材とコンタクトを取りたい場合に有効です。採用コストの削減にも効果があります。スカウト機能は、求める人材に直接アプローチしたい場合や、自社にマッチする人材を採用したい場合に有効です。また、求人サイトの利用は、自社の知名度を生かせる企業にとっては有効な採用方法です。このように、自社の実情に合った採用方法を検討することが採用力向上につながります。

4-3. 口説くノウハウを習得する

採用方法や環境改善だけでなく、採用担当者や面接官がスキルを磨くことも必要です。フォロワー(求職者に寄り添う役割)、インパクター(この会社で働きたいと思わせる役割)など、面接官によって役割を分けることも有効です。また、求人サイトなどでスカウトを利用してアプローチする際にも、それぞれの求職者に合わせたアプローチ方法を検討します。すべて同じ文面ではなく、求職者の経歴などに絡めたメッセージにすることで、より魅力的なアプローチが可能となります。

5. 採用力を理解して採用活動を効率的に行おう

採用力を理解して採用活動を効率的に行おう

採用力を理解することで、採用活動をより効率的に行うことができるようになります。そのためには、ダイレクトリクルーティングなど企業の求める人材を獲得できる採用方法の導入が効果的です。「ビズリーチ」ならそれらの採用方法を効果的に利用できます。採用力を高め、即戦力となる人材を獲得するためにも、ぜひビズリーチの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィールBizReach withHR編集部

先進企業の人事担当者へのインタビューや登壇イベントなどを中心に執筆。企業成長に役立つ「先進企業の人事・採用関連の事例」や、 事業を加速させる「採用などの現場ですぐに活用できる具体策」など、価値ある多様なコンテンツをお届けしていきます。